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2001/7/4(Wed)

 今日は午後4時からの1回だけの練習。3時頃から、グランドではコーチたちがポールやコーンを並べて、どうやらフィジカルトレーニングのようです。梅雨というのに、関東地方は、あまり雨も降らず、真夏日が続いていて、今日もカンカンでりで、ものすごい暑さ。4時半くらいからは、太陽が雲に隠れて、少しだけ涼しくなりましたけど、外に出るのもイヤになるような天気です。

 時間ちょうどに、満男選手は、他の選手たちと一緒に登場。てっきり、今日も室内練習からだと思っていたので、出てくるところを見逃してしまいました。

 Bグランドの端まで来ると、みんなでストレッチ。満男選手のひじ、やはり、まだ、真っ直ぐには伸びないようで、6月29日に見たときと、あまり変わりがない感じです。後ろ手を組んでのストレッチとか、ほとんどの動作は、みんなと一緒にこなしていましたが、両手を地面について、体重をかけるストレッチは、できないようで、立ったまま行っていました。

 あまりに暑いので、出てくるときからランニング姿の選手も、何人かいるのですが、満男選手はいつものように、ランニングの上に、練習着をキッチリと着て、裾もパンツの中にしっかり入れています。ストッキングは、思いっきり下げて、トレーニングシューズ姿です。

 ストレッチが終わると、試合前のアップでやるような、短い距離を往復しながらの、ジョギングや、軽くジャンプしながら走ったりの運動。満男選手は、あまり大きな動きは入れずに行ってました。最後に、足を高く上げて、体をひねる動作をしていたのですが、体のきれは、あまりよくないよう。しばらく、室内トレーニングが主だったから、これは、仕方がないのでしょうね。そうそう、お尻もプリプリした感じで、少し肉づきがよくなった気がします。

 20分ほどでアップが終わると、みんなで給水。この時だったかな、クーラーボックスの上に座っているところに、ファビアーノ選手がペットボトルを取りに来て、いつもだと、なかなかお尻を上げないのに、今日はあっさりと上げたなと思ったら、何か言ったのか、いたずらをしたよう。ファビアーノ選手に後ろから抱え込まれて、満男選手、逃げてました。この2人には、独特のコミュニケーションがあるみたいです。

 そして、満男選手は、小林選手と一緒に、里内さんに連れられて、Aグランドの端、ロッカールームの出入り口のところに向かいます。この時、私服の男性が、満男選手の肩を抱くようにして、話し込んでたんですけど、フロントの人なのかな。後ろ姿だったので、満男選手の表情は、分かりませんでした。里内さんから、何やら説明を受けて、トレーニング再開。出てきたときから、腕時計をしていたので、覚悟はしてたのですが、ランニングです。

 自分がスタートする前に、すでにランニングをしていたGKたちが、自分の目の前を通ると、手を叩いて励ましています。

 小林選手と2人並んで走り出す満男選手。ジョギングよりは速いペースで、最初から、顔をゆがめるくらい苦しそうです。A・B・Cグランドの周辺を回る、一番大回りなコースで走ります。グランドの端には、それぞれ、コーンが並べられて、コースを示しています。特に難しいコースじゃないから、コーンの印がなくても走れるでしょうけど、こうやって、スタッフが手をかけて並べておいてくれると、気持ちが、やっぱり違うでしょうね。

 ひたすら、同じくらいのペースで走り続ける2人。10分くらい経ったときに、突然、小林選手が、満男選手を引き離していきます。1人、黙々と走り続ける満男選手です。さすがに、暑かったのか、練習着の裾を、だんだんに出して、最後には、すっかり外に出す格好になります。

 グランドでは、別のフィジカルトレーニングが。ファビアーノ選手、内田選手、祥朗選手は、太いゴムのベルトを使って、引っ張り合う、電車ごっこみたいな練習。その他の選手は、ボールは使わずに、サーキットトレーニングです。

 姿が見えない選手は、平瀬選手、本山選手、青木選手、相馬選手。本山選手、青木選手は、5時20分頃、帰っていく姿を見かけたので、多分、室内練習だけだったのかな。平瀬選手は見逃してしまいました(汗)。

 熊谷選手は、30分したところで出てきて、ランニングを15分か20分くらい、その後、リカルドフィジオセラピストと一緒に、サーキットトレーニングをしていました。

 25分走ったところで、満男選手の辛いランニングは終了。Cグランドの途中で終わりになったらしく、バテバテの様子で、Aグラの端まで、歩いて戻ってきます。Bグランドで、他の選手のフィジカルトレーニングを見ていた里内選手は、ちゃんとAグランドまで行って、2人を出迎え、コンディションをチェックします。

 Aグラの端までたどり着くと、体を折るようにして、片手でお腹を押さえる満男選手。また、お腹の調子が悪いのでしょうか。クーラーボックスからペットボトルを取り出すと、首筋と、両腕、そして、両腿に水をかけます。しゃがみ込んでしまう満男選手に、里内さんは近づいて、腕時計をチェックすると、満男選手の腕から外してくれます。

 ふらふらで立ち上がると、心拍数を計っていた、胸のベルトを外して、満男選手はBグランドの方に歩いて来ます。台車の上に置かれたクーラーボックスに近づくと、シューズとソックスを脱いで、クーラーボックスの端に腰かけて、両足に、思いっきり水をかけます。

 後ろからやって来た、小林選手もクーラーボックスに腰かけて、少し話をしていたでしょうか。満男選手、地面に仰向けに転がると、足をクーラーボックスにかけて高くします。じっと、そのまま寝転がっている満男選手。給水にやって来た名良橋選手が、こんな、絶好のいたずらの機会を逃すはずはなく、ペットボトルの水を、こっそり満男選手のつま先当たりにかけます。驚いて体を起こす満男選手。今度は、横にいた山口選手が、満男選手のお腹に水をかけようとして、満男選手は寝たままで、体をよじりながら手を振って、抵抗しようとします。山口選手、3回くらい同じ動作をしてから、さすがに水はかけずにその場を離れて行きました。

 クーラーボックスから、足は下ろしたものの、地面にへたばっていた満男選手。他の選手たちは、フィジカルトレーニングを終了して、クールダウンのウォーキングを始めます。しばらくして、思い切って立ち上がって、満男選手も、裸足のままウォーキングを始めます。タッチラインの端から端くらいの距離を歩くと、また、座り込みます。

 ウォーキングが終わった選手に、腹筋200回の号令をかけた里内コーチ。地面に寝ている満男選手のところに来て、自分も座って、笑顔でなにやら会話していたのですが、満男選手の足を持って、両膝を揃えて立てさせます。ちゃんと腹筋をするように、満男選手にうながしている様子。隣で話をしていたマネージャーさんがつき合ってくれて、2人で腹筋です。バテバテの満男選手でも、こうして、相手がいれば、少しは楽に腹筋できるでしょうね。普通の腹筋が50回くらい。それから、ひねりを入れたり、いろんな種類の腹筋を、マネージャーさんと一緒に、休憩を挟みながら、やっていく満男選手。多分、200回くらいやっていたのではないかしら。

 腹筋が終わると、満男選手は、自主的に、大好きなストレッチを始めます。多分、もう、やり方が決まっているのでしょう、ワンセットのストレッチが終わると、シューズとストッキングを持って、ブラブラと振りながら、1人、引き上げていきました。ロッカールームの前で、多分、記者の人と、歩きながら話をしていたけど、ひじがまだ完全には伸びない状態だから、復帰は、まだまだでしょうね。

 このあいだは、シャワーを浴びたのかなって、ちょっと疑問に思ったけど、今日は、絶対に浴びてません。超特急で帰っていく満男選手です。満男選手が帰って行く頃には、グランドには、コーチたちとのサーキットトレーニングを終えて、一人リフティングをする熊谷選手の姿がありました。

(Bグランド見学席より)

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