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2000/8/28(Mon)

 日が照りつけて、相変わらず暑いながらも、今日は風があって少し楽です。見学席に出たら、グランドでスプリンクラーが回ってるから、練習時間を間違えたのかと思ったら、今日からクラブハウスから遠い方のグランドでの練習になったみたい。監督、コーチ、そして選手たちも、ぞろぞろと移動。どうやら紅白戦のためにユースの選手も一緒のようで、選手の数が多くて、30人弱ぐらいいたんじゃないかしら。

 満男選手は野沢選手と組んでストレッチ。笑顔を絶やさず話し続ける野沢選手と言葉を交わしながら、笑顔を見せます。隣でストレッチをするビスマルク選手、ファビアーノ選手も巻き込んで会話したりも。2日前のフィジカルトレーニングの時とまるで違う、生き返ったような表情です。やっぱりボールを使った練習の方がうれしいんだよね。ランニング中も、野沢選手と話をしながら並んで走ったり、自分から最後尾を走ってたコーチに話しかけに行ったり、前を走ってる選手に話しかけたり、とっても元気な様子。

 ランニング後は、9人ずつくらい組になって、3組に分かれて鳥かご。2人が中に入って、外の選手がパスを回すのだけど、どの選手も楽しそう。ちゃんと円の大きさも決められての、れっきとした練習なんだけど、遊んでるように見えるのよね。満男選手のところには、ボールがよく回ってくるし、少ないタッチで正確につないでいきます。でも、時にミスパスもあって、浮き球をワンタッチで回そうとしたのが、モロに中の選手に当たっちゃったときは「あっ!!」と叫んで、すごい大きな声だったから、向こう側のクラブハウスの建物に反響して、エコーがかかって聞こえてきてました(笑)。でも、中に入っても、すぐにボール奪って外に出られちゃうのよね。彼のプレー中の動きの中でも、体を瞬時にきれいに切り返す動きがとても好きなのだけど、また少し見られるようになってきたかな。ここ数試合、ゲーム中に、あ、この動き!っていうのを見せてもらってないので、少しうれしくなりました。

 そして、いよいよ紅白戦。ビブスなしチームは、高桑、相馬、ファビアーノ、秋田、名良橋、本田、熊谷、ビスマルク、長谷川、鈴木隆行選手に、満男選手。ビブスチームは、3バックだったのかな? よく分からなかったけど、とりあえず祥朗選手がサイドバックではなくて、左のウイングか攻撃的MFのような位置でプレーしてました。

 スタジアムで見るのと違って、低い見学席で見るから、よく分からないということもあるのだけど、スタメンチーム、あまり調子は良くなかったかな。ユースの選手の入った、ビブスチームに点を取れませんでした。ビブス組も得点できなかったけど。

 満男選手は、よくあんなところ見えてるなという大きなサイドチェンジもあったし、「満男、ナイス!」と秋田選手から声がかかった、ライン際できれいにボールを奪う守備も見せてくれました。こういう守備も、この2試合くらい見てない気がするからとてもうれしい。でも、右足のキックの精度が今ひとつ。足、まだよくないみたいです。それと、最後、かなりバテバテだったかな。45分間くらいやってたと思うんだけど、途中から、あまり目立たなくなっちゃった気がします。紅白戦、終わった時も、ベンチに座って水を飲むだけではなく、首筋や足にもかけて、一番消耗した様子だったかも。

 紅白戦は初めてだったんだけど、コーチングの声がよく聞こえて、とても面白いです。秋田選手は声が特徴的だから、とってもよく分かる。満男選手も「ファビ! ファビ!」とか、大きな声でボール要求してました。ラスト近く、みんながバテバテになってくると、後ろのベテラン選手から、みんなを鼓舞するようにどんどん大きな声が出てたのも、さすがでした。

 セレーゾ監督は、ここでも目立っていて、ピッチの中に通訳の人と一緒に入って指示を出します。何も中に入らなくてもと思うんだけど、もう必死になってるんでしょうね。で、その通訳の方、急にセレーゾ監督から離れて、ピッチ脇のベンチに向かったと思ったら、なぜか練習着を持ってきて、名良橋選手に渡してるの。途中で名良橋選手が、ユニフォームを脱ぎ捨ててアンダーシャツになったのが、セレーゾ監督の気に入らなかったみたい。審判役の関塚コーチと、監督、通訳が白い練習着だから、選手が白いアンダーシャツになるとややこしいのは確かなんだけど、通訳の人の仕事じゃない気がする(笑)。名良橋選手も名良橋選手で、持ってきてもらった練習着が気に入らなかったらしく、自分でベンチに行って別のを持って来て着てました。その違いが何かというと、名良橋選手の着た練習着は、ノースリーブ。ノースリーブの練習着なんてあるの?と思わず観察しちゃったら、それは、どうやら袖を単にハサミで切ってしまっただけのもののようでした(笑)。プレーが続いてる時間に、こんな事件があったもんだから、すっかりそっちに気を取られて、ゲームよく見てなかったりもします(笑)。

 紅白戦終わってから、サイドバックと攻撃的MF、FWの選手で攻撃練習。わざわざ、監督の「上脱いでもいいぞ!」という言葉が伝えられてましたよ。言わなくても、脱ぎたい選手は、勝手に脱いじゃうと思うんだけど、さっきの名良橋選手とのやりとりがあったからなのかな。

 暑がりの満男選手だけど、こういうときには脱ごうとせず、練習着の裾もパンツの中にちゃんと入れたまま。パンツの裾を、ちょっとサポーターの裾に折り込むように入れて、いわゆるおむつ状態(笑)になって、あとは、ストッキングを思い切り下げるのがスタイルみたい(笑)。普通なら生おむつを見られたのを喜ぶところなんだろうけど(汗)、ストッキングを下げたら、その下のテーピングがしっかり見えて、やっぱりまだ右足首よくなってないんですね。ナビスコのF・マリノス戦の2戦、あと10日間くらい、ともかくだましだましになってしまうみたいです。

 この攻撃練習の時も、満男選手のシュート、なかなか枠に飛んでなかったかな。最後の方になって、サイドバックのクロスを、シュートやヘディングで決めるシュート練習になってからは、GKの脇を抜いて、何本もきれいに決めてましたけど。特に野沢選手のグラウンダーのボールを、満男選手がシュートっていうのは確実に決まってました。このペアも、今後楽しみですね。そういえば、この時も、祥朗選手はずっと、サイドバックの位置ではなく、FW&攻撃的MFの選手達と同じ練習でした。

 セレーゾ監督の指導のもと、延々とシュート練習が続いてたのだけど、終わりの方になって関係者と思われる方がグランド中央のベンチのところにやってきて、満男選手は、小走りでそちらに向かい、その後、2人でベンチに座って、ずっと話をしてました。お昼が近づいて日差しが照りつける中、20分以上話してたんじゃないかな。引き上げてくるときには、もう選手は他に誰もいなくて、満男選手お目当てで見学席にいるファンの方が多数。満男選手、求められるままにサインや写真に応じてました。たくさんの人がいて、よくは見えなかったけど、丁寧な対応だったと思います。

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